こんにちは、「あいーだママの家庭の救急箱」のあいーだママです。
今年もまた日本列島に台風が近づく季節になりました。
台風の被害といいますとどんなことが考えられるでしょうか?
外壁が壊れたりするよね
なんとうちの場合、2階のバルコニーから1階の部屋に雨水が大浸水して天井浸水&危うく床上浸水状態になりました。
修理費は¥1,125,052
この記事では、浸水した原因、浸水の修理費、これだけで防げた!浸水の改善策、考え直した火災保険(風水害見舞い金)をお伝えしたいと思います。
目次
予想外2階バルコニーからの大浸水
基本のバルコニーの台風の備え
- バルコニーのゴミやチリをとりのぞく
- 風で飛びそうな洗濯竿、植木鉢など片付ける
- 排水口の周り、カバー(ストレーナ)も掃除
- 排水口のパイプも掃除(パイプタワシがあったらいいですね)
- バルコニーのオーバーフロー管も掃除
- バケツの水を排水口から流し、流れるかチェックする。
この準備をしたのでバルコニーの準備はOK!と思っていました。
バルコニーからの大浸水前
台風15号は未明に千葉県に上陸してきました。
外が明るくなってきたので、現状を確認するため、カーテンを開けて外を確認しました。
バルコニーを確認すると水が溜まっている!
原因は、台風の強風で引きちぎられ、飛ばされてきた青々とした大量の葉っぱが排水口をふさいでました。
ごみを取り除いていても、台風の強風で新たなごみがはこばれてくることもある。
台風15号は風速平均45m/s(最大瞬間風速57.5m/s)の関東だとまれな強さの台風です。
風が強すぎて、ヘタに開けると内部から屋根がふき飛んでしまうリスクもありました。
しかも風圧で窓が開かない!!
しかもエアコンの室外機が強すぎる風で真横に移動してしまってバルコニーの右左を通せんぼしている状態。室外機を上らなければならないので強風で吹き飛ばされる可能性も。
台風の強さによってはすぐに修理にいけない場合もある
バルコニーから水があふれて2階に若干浸水するのはもうあきらめるしかない。
2階の窓側にタオルを敷き詰め、バルコニーからの浸水を防ぎつつ、
風が収まってきたら排水口のゴミを取り除くことを決断。
ますますプールになっていく我が家のバルコニー。
予想もしなかった2階からの浸水
しばらくすると1階リビングのサッシ雨どいから大量の水が落ちてきて、しばらくすると和室部屋の天井から水が漏れだしました。
雨漏りというより、ザーザーぶりの雨状態になってました。
慌ててブルーシートを引いてありったけの容器を持ってきて、排水作業。
屋根でも破損したのかと2階に上がったけれど、2階は変化がなし。
だとするとバルコニーからしか考えられないです。
危険を承知でバルコニーに出て排水ロを確保することに。
暴風が吹き荒れる中、風が弱まった一瞬のスキをついて、夫に外に出てもらい、通せんぼしていた室外機を上ってもらい、排水口の葉っぱを取り除いてもらいました。
そのとたんに勢いよく水が流れ出し、一気に水かさが下がっていき1階の雨のような雨漏りも終わりました。
はっきり言います。命がけです
浸水の修理費
お家の修理にはどのくらいかかったの?
1階3室分 断熱材、天井、壁、電気系統の交換(足場代込)
工事見積もり費
¥1,125,052
もし1階の全部の天井、壁 、床上が浸水してたらどのくらい修理費がかかったのかと思うとぞっとします。
県民共済に入っていて一部損壊扱いで、風水害見舞い協賛金が
¥600,000円
火災共済では全額修理費が出ない
結局、雨どい越しに水が落ちた部屋は調査により大丈夫だったようです。部屋の真ん中から浸水した和室のみ工事をしました。
しかし保障いっぱいいっぱいでした。
バルコニーから1階に浸水した原因は
壁と防水部分のつなぎ目より、雨水が開口部サッシレールから浸水してしまったようです。
お家の写真でいうと、このオレンジ色に沿って、バルコニーより浸水しました。
日本ではベランダに関してはまだまだ「新しくできたばかりの構造」だそうで、我が家を立てたのは10年前。
いまよりも技術の蓄積がなかったでしょうし、設計上も問題があったのかもしれません。
後に修理のために見ていただいた専門家の方からも、この台風15号はこのようなバルコニーからの浸水も多いと聞きました。
その後、バルコニーの排水口を改良
浸水の原因はそもそもバルコニーの排水口に新しいゴミがたまってしまったことです。
我が家のバルコニーの排水口は二つあります。両方とも、ごみよけのストレナーと呼ばれてる部品を付けてありましたが、平らで、口径が小さかった。
専門の方に相談して、大きめで高さがある(ストレナー)に変更しました。
ばね式なので、色々な大きさの排水口にも使うことができます
ストレナーの改修だけでも、ゴミが詰まってしまってバルコニーに水があふれかえってしまう
リスクを大幅に下げられます。
こちらが我が家で改良して頂いたものです。 |
バルコニーの排水対策でもう一つ。
オーバーブロー管と呼ばれる排水口を増やしました。
バルコニーの左一か所しかなかったのですが、それを反対側の右の排水口の上部分にも取り付けてもらいました。
これは業者さんにお任せしました。
工事費4万弱でした。
お金がかかってしまいますが、浸水した場合の家の損害を考えれば、お金の節約になるかとおもいます。
これから住宅を建てる方へ
台風もそうですが昨今ゲリラ豪雨も増えています。
排水口の口径の大きさを大きくしたり、オーバーフロー菅を左右あるいは真ん中にもつけることをおすすめします。
あとバルコニーには雨水しかたまらないような構造にすることをおすすめします。
我が家は2階の屋根部分の半分の排水をバルコニーに流して、バルコニーの排水口を介して外に流れるようになっていました。
それが、バルコニーがプールになってしまった原因の一つでした。
なるべく、バルコニーへ流すのではなく1階の排水口まで直接流す方法をとっていただきたいです。
まとめ
バルコニーから大浸水いかがだったでしょうか?
最近は地球温暖化の影響もあってか、去年2019年の台風15号、19号、2018年大阪に上陸した21号など予想もしない位の強い台風にさらされることが増えてきました。
また、もっと予想もつかないゲリラ豪雨にも見舞われるようになりました。
災害が起きたらすぐに対処するのも難しいと思います。
私の家のように、年数が経過しているお家は
今一度、設備をご確認いただけたらとおもいます。
そうだね。事前に備えるほうがより節約になるかもしれないね。
私の家の火災保険について
先代の義父より火災保険は県民共済でそのまま過ごしてしまいました。
うちの入っていた火災保険(県民共済)ですと風水害被害ですと
全壊600万、半壊300万で一部損壊も最大60万円まででした。
しかし、最近の保険では自然災害の被害も、設定した保険金額の全額負担してくれるものとか、災害別で組み合わせたり、いろいろ選択ができるものが増えてきています
場合によっては保険の内容も見直すことを考えたほうがいいかもしれません。
ただ命の危険がある場合は絶対命をまもってね
この写真は後に発行する罹災証明書に必ず必要になるから
自然災害は台風、ゲリラ豪雨のみならず様々に考えられます。
もし参考になれば幸いです。