こんにちは、「あいーだママの家庭の救急箱」のあいーだです。
夏も本番に入ってきました。外を歩いていると本当にしんどく感じるような、猛暑日を通り過ぎて酷暑日になる日も発生してきています。
そうなると、夏に発生しやすい熱中症が頻発します。
私も熱中症は医者にかかればすぐ治る。
そんなイメージを持っていました。
しかし、重度熱中症だと内臓も脳も血管も破壊されます。
なおかつ熱中症はかかったあとの後遺症もあったのです。
今回は家族と遭遇した熱中症と後遺症について、お話ししたいと思います。
目次
1、そもそも熱中症ってどのくらいなりやすいの
熱中症は、気温の高い環境にいることで体温を調節する機能が狂ったり、
体内の水分や塩分のバランスが崩れたりすることで起こります。
じゃあ、初期の軽い症状で救急車を呼ばない人は
もっとたくさんいるんじゃないの?
暑さの中、めまい(目眩、眩暈)や立ちくらみ、
頭痛や吐き気、体のだるさ(倦怠感)、
生あくびなど感じたことはないでしょうか?
これらは熱中症の初期に現れる体の異変です。
私も暑い中、仕事をしていた時に何度かこの症状を感じたことがありました。
昔より昼間の気温が高くなり、夜も25度以上の熱帯夜の日がたくさんあります。
昼夜問わず、場所も問わず、
どこの誰にでも発症する可能性がある病気です。
2・体験談 熱中症
実際、重度熱中症になった私の父と私の体験談です。
父は76歳ではありましたが、毎日外を散歩したり、
海釣りに出かけたり、農作業をしていたり、アクティブに動いていました。
身体はやせ形でしたが、筋肉がついているわりとがっちりした体格でした。
毎年ボランティアで夏祭りの警備を担当してました。
このボランティアにむけて、熱中症にならないように身体をならすよう
暑い時間帯に1カ月位歩いてました。
お祭りは2日間にわたり、午後13時くらいから午後17時まで。
身体には冷えピタや背負える冷却材などを装着してして
お神輿と一緒に歩いて、30分~1時間に1回は休憩でお漬物やらお菓子がふるまわれたり、
まめに水分補給をしていました。
祭りが終わった翌日、体のふらつきやめまいを訴えたので、近所のかかりつけのお医者様に行きました。
結果は熱中症で点滴を2時間程度打っていただき、帰宅しました。
「体調がよくなった」と喜び、自宅で静養しながらTVをみたり楽しく送ってました。
ところが問題はその翌日。
起きてくるなり足どりがふらつき、少し息苦しそうにしていたので
またかかりつけのお医者さんに連れて行きました。
大きい病院への紹介状を書いていただき、車で行きました。
朝からだんだん体調が悪化していきました。
大きな病院につくころには本人に話しかけても生返事というか、意識がもうろうとしだして、とにかく呼吸が荒い、顔色が悪い、
病院ついたら、駐車すでに歩ける状態ではなかったです。
車いすをかりて、病院に到着後すぐに入院、治療を開始でした。
治療や検査を一通り終えた父が病室に帰ってきて、主治医の方の説明をしてくださいました。
熱中症で透析に?
私も主治医の先生に同じ質問をしました。
そこで、熱中症にしかも重度になると
その熱で内臓や脳にダメージを与えてしまうこと、その後におきえる後遺症をはじめて知りました。
透析となると、週に数回病院に通わなければならなくなります。
しかも、これがずっと続くことになるのです。
その後は治療のおかげで、腎臓の機能が回復して透析は避けられました。
熱中症にかかる前とかかった後
いいえ。熱中症にかかる前のようにアクティブに動けなくなってしまいました。
前のように動くと息ぐるしく、うまく酸素が肺にとりこめないようで、
主治医の先生に聞いたら、熱中症でほかの臓器も痛めてしまったようでした。
3年たった今は、息が苦しいため、運動量も減ったこともあり、筋肉質の体がやせ細ってしまいました。
あの熱中症を境に、父の体も人生も変わってしまいました。
かかったら本当に怖いので熱中症を予防しよう
- こまめに水分補給する
- 塩分も補給する。
- エアコン・扇風機を上手に使用する
- 部屋に温度計をつけて、温度を見る
- きちんとした食事をとる
- 暑いときは絶対無理をしない
- 涼しい服装にする。
- 外出時には日傘、帽子を着用する
特に年配者の方は、気温の数字ほど体で温度が感じられないため、気づかずに脱水症状を起こしてしまうことが多いそうなので注意ください。
うちでは熱中症予防に、手軽に飲むことができる経口補水液を常にストックしてあります。
まとめ
熱中症いかがだったでしょうか?
思った以上にこわい病気ではなかったでしょうか?
熱中症による死亡数(厚生労働省人口動態統計)は、
1993年 以前は年平均67人ですが、1994 年以降はなんと年平均492人に増加しています。
年々夏が暑くなっていってる感じがするし、熱中症にかかる人が増えるではないかと怖さも感じています。
私は今でも父が病院に行って治療をした後、翌日に具合が悪くなったとき、
医者が開くのを待つのではなく、なぜすぐに救急車を頼まなかったのか
と後悔しています。
救急車を呼ぶの迷ったときは「♯7119」の救急安心センター事業に相談してね
今年の夏はまだまだ始まったばかりです。
熱中症にはくれぐれもご用心してお過ごしください。